第2日目 11月11日(日)
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8:15~ オプショナルツアー 氷見市文化財センター(氷見市中田645)見学 |
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※九殿浜温泉ひみのはな宿泊者対象 |
研究発表(1人30分) 午前は自由テーマ発表、午後は課題テーマ発表になります。
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課題テーマ:「漁撈と民具」 |
9:15~ 9:45 |
受付
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9:45~10:15 |
山田 昌久 |
「出土編物復元研究から考える編物の技法名・構造名・素材管理の再検討」
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10:20~10:50 |
織野 英史 |
「歩荷・山案内人と負子・荷杖」
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10:55~11:25 |
落合 里麻 |
「女乗物の仕様と形状について」
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11:30~12:00 |
久保 光徳 |
「木摺臼の3D計測から見えてくるもの」
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12:00~13:00 |
昼食(研修室)
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13:00~13:30 |
宮田 妙子 |
「ヒキイケスについて―栃木県内那珂川水系を中心に―」
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13:35~14:05 |
真鍋 篤行 |
「網漁具は魚を捕るだけの道具?―意味と知覚の媒体としての次元を探る―」
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14:10~14:40 |
長谷川 洋一 |
「伊勢湾奥部の漁具―下之一色漁業資料の位置付け―」
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14:45~15:15 |
川野 和昭 |
「ラオスの捕る・獲る民具―その形態と機能―」
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15:20~15:50 |
神野 善治 |
「漁猟具の形態と機能」
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4.基調講演・シンポジウム趣旨
「回想法」とは、昔の体験を思い出し、互いに話をすることで脳を活性化する非薬物療法である。さらに、昔懐かしい民具を見て、触れて、互いに語り合うことによって、病院や施設などの介護ケア現場だけでなく、認知症予防のため地域のより多くの人びとに広げる試みが「地域回想法」である。
平成23年より「地域回想法」を導入してきた氷見市立博物館では、「地域回想法」によって民具がより積極的に活用され、市民が博物館を再認識するきっかけとなる一方、地域の高齢者にとっては、脳を活性化することで、表情や言葉を取り戻し、付き添う介護職員も充実感を得るという効果をもたらしている。
現在、不充分な人員や予算に加え、収蔵スペースの不足、施設の老朽化など多くの問題をかかえる地域の博物館・資料館にとって、地域で収集した民具を適切に保存し、調査研究を行うだけではなく、それらのより一層の活用を図り、地域と深いつながりを持つ事が求められている。
地域の博物館を会場として開催する今回のシンポジウムでは、「地域回想法」をひとつのキーワードとして、民具の活用のあり方について考えてみたい。
(シンポジウムについては、講演・発表をもとにした稿を『民具研究』に投稿予定)
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5.大会参加者
大会参加者 会員65名 会員外55名
懇親会参加者 60名 書籍販売 5団体(社)
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6.大会経費
日本民具学会負担金 30万円
参加者 大会参加費4000円(当日払い5000円)
懇親会費6000円
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